タダラフィルは、勃起不全の治療薬であり、2003年にアメリカの製薬メーカーにより販売を開始されています。日本では2005年に厚生労働省への承認申請が行われて、販売をスタートしたのは2007年の9月です。体内のPDE-5という酵素の活性を阻害するのが具体的な作用で、これにより陰茎部の周辺にある一酸化窒素作動性神経に働きかけて血管が拡張し、血流量が増加することで勃起が可能な状態になります。服用後に効果が発揮されるまでにかかる時間は、約30分程度です。

タダラフィルは、世界的に一大センセーションを巻き起こしたバイアグラの様に、食事による影響は受けません。この為に、空腹時に使用しなくても良いので、栄養補給をした後に性行為を行うことが可能です。また、効果が長時間続くという事も特徴であり、バイアグラが5時間から6時間程度であったのに対して、24時間から36時間と数倍の長さとなっています。

ただし、タダラフィルは必ずしも作用が強い薬というわけではありません。ほてりや赤ら顔といった副作用が発生する割合は、バイアグラが90パーセントなのに対して、30パーセント未満です。これは、長時間マイルドに作用するという性格を示すものであり、高い安全性へとつながっています。

この様に、お父さんにとって頼りになる存在のタダラフィルですが、使用する上で注意しなくてはならないポイントがあります。血圧を急激に変動させてしまうので、低血圧や高血圧が顕著な人や心臓に問題がある人は使用することは出来ません。ただし、他の勃起不全の治療薬と比べると飲み合わせの悪い薬の数は少なくなっています。腎実質性高血圧で使用されるカルシウム拮抗薬との併用は禁止されていません。